特技を身につけたい

人には無い特技を身に着けたいな、そう思ったんです。


いやね、何かこう飲みの場とかでですね、「ほらほら俺ってスゲーだろ!」みたいな、人に誇れるような特技が僕にはないなって事に気がついたんですよ。まぁ腕や胸の筋肉を見せびらかしたりはしてますけど、それは特技じゃなくてただの筋肉バカですからね。それに僕なんかよりハルクなヤツは山ほどいますし。

僕が身に着けたいのはまぁ何て言うんですか、それをやって見せただけでその場にいる皆が「すげー!抱いて!即!」って言い出すようなヤツなんですよ。老若男女が思わず股間がレッドホッドリナックスになるようなヤツなんです。

そこでまぁどんな特技がいいかなと色々考えたんですけど、どうも英会話とか暗算とかベタなヤツしか思いつかないんですよね。それにそもそも僕は本物のバカですからね、英会話なんてマスターするのに50年はかかると思います。マスターベーションなら5分もかからないんですけど。

やっぱり僕には頭を使うような特技は無理だと思うんですよ。日常生活でも頭を使うと言ったらせいぜい下ネタを考える時だけで、「逆手でチンコしごかれながら、逆手でサカってんじゃねーよwwwwwとか言われたい」なんてうんこみたいな事を思いつくのが朝青龍、違った、関の山なんです。

そうなると、やはり身体を使った特技が僕に向いてると思うんですよね。そこでインターネットを駆使して色々と探した結果、「読唇術」なんかいいんじゃないかな思ったんですよ。


読唇術とは・・・・

人の唇の動きだけを見て何を喋ってるか読み取る術。その発祥は武士の決闘と言われ、相手のセコンドの指示を読み取るところから始まったという。 −民明書房刊− 「決死の読唇術」より


とまぁ分かる人がいるのかどうか疑問な上にクソ面白くないギャグは置いといて、読唇術を身につけたらかなり自慢出来るんじゃないかと思うんですよ。恐らく皆さんの周りにも出来る人はほとんどいないはずです。

飲みの場で「ちょっと声出さないで何か喋ってみて」ってギャルに言って、ギャルが口だけを動かして僕に何かを言うわけですよ。そこで「何て言ったか分かったぞー」「えー、何て言ったと思うー?」「ア・イ・シ・テ・ルだろ?」「やだ・・・・恥ずかしい・・・抱いて・・・」なんて展開も夢じゃない!よーしパパ読唇術を身に着けちゃうぞー!!

そんで早速テレビを使って練習しようと思いまして、丁度さっき女子高生がインタビューされてたんで、テレビの音を消して唇の動きをジーっと見てたんですよ。そしたらパクパクと動く女子高生の唇を見てたら・・・フフ・・・・勃起してしまいましてね・・・・。それを嫁に見つかって「お前みたいな変態は出て行け。そして死ね」と三行半を突きつけられてしまいまして、これじゃ読唇術じゃなくて









独身術だぜ!!!


イエイ!!!